個人ブログはぶっちゃけトークが止まりませんね。暴走していたら誰か止めてください(笑)
今回は「塾ランキング」がテーマです。
この手の内容のブログは結構書かれている人も多いので僕も便乗して書こうと思います。
塾の比較サイト、塾のポータルサイト、塾の口コミサイト、呼び方は色々あれど塾ランキングを掲載しているサイトって結構ありますよね。塾だけではなく飲食店の比較サイトとかでも店舗ランキングは当たり前のようにやっていますが、ここでは塾に限ったランキングの話をします。他業種のことは全くわかりませんので一緒のように捉えないでくださいね。
塾ランキング。誰もが欲しがる1位の称号。全国の学習塾はその頂きを目指して日々邁進している。
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ってそんなはずはないです(笑)
- そもそも塾をランク付けする必要はどこにあるんですか?
- それって一体どんな基準でランク付けしてるんですか?
- 基準が全然明確になっていないのに1位になって嬉しいですか?
はい、それではひとつずつ順番に潰していきます。
そもそも塾をランク付けする必要はどこにあるんですか?
僕は自分に合う塾を見つけることが塾選びの基本だと思っています。そして自分に合うかどうかを判断するのに塾ランキングみたいなコンテンツは一切必要ないと思っている人間です。
なぜだかわかりますか?
それはランキングが上位の塾だからってあなたに合うとは限らないからです。
自分に合うかどうかを見極めるためにはもっと別の判断材料が必要です。ジュクサガスでいうと満足した人が書いたリアルな口コミであったりサイト内の塾ブログであったり先生のプロフィールであったり。他の媒体でいうと塾のホームページはもちろんのこと、TwitterやFacebookなどのSNSや塾独自のブログであったり。
え?誰もランキングを鵜呑みにして選んでない?そこまでバカじゃない?
はい、もっともな意見です。もちろん僕も皆さんがランキングだけで塾を選んでいるとは思っていません。でもね、塾ランキングというコンテンツを見てしまうこと自体が正確な塾選びができない原因のひとつだと考えています。
よくわからない人のために例をひとつ紹介しますね。
あなたは今、A塾・B塾・C塾のどこに入塾面談の連絡をしようか迷っています。ホームページやチラシも見ましたがどの塾も捨てがたい状況です。そんな時にふとインターネットで塾ランキングを見かけました。そこではなんとA塾が1位になっているではありませんか!
甲乙つけがたい状況でこのランキングを見た時に、あなたはA塾に少し気持ちが傾きませんか?そしてA塾を中心に面談や体験の日程を調整したりしませんか?
そういうことなんです。入塾の決め手にはならないまでも、塾ランキングを見てしまうと気持ちの揺れ具合に影響するんですよ。これ非常に問題です。
で、そのランキング。。。
それって一体どんな基準でランク付けしてるんですか?
皆さんここしっかり見てます?どんな基準かもわからないまま「1位」という称号だけがインプットされていませんか?
基準に関する説明を一切公表せず勝手にランキングを掲載しているサイトは話になりませんが、公表しているサイトでも注意が必要です。
よくあるのは[口コミ評価の平均点数]や[問い合わせ数]を基準にしてランク付けしているケースですが、そこにはこんな感じで「等」という文字が入っていませんか?
このランキングは問い合わせ数等をもとに算出しています。
この「等」が非常にやっかいなんです。ここにどれだけ色んな意味が隠れているか。
別途特別な費用を払って特定の塾を上位にしていたりするんだろうか?
とか
やっぱり特定の塾と密約をしているんだろうか?
等々考えてしまいませんか?あ、「等」を使っちゃいました(笑)
まあ冗談はさておき、この「等」があると一気にきな臭ーーい感じになってランキングの信憑性がなくなります。
もちろん「等」がなくても問い合わせ数や口コミの平均点数は同ブランドの全ての校舎を合算して算出しているかもしれませんし(口コミについては同ブランドでも少なからず校舎ごとに特徴が異なるため、合算した平均値を基準にするのはおかしい)、そもそも問い合わせ数自体が盛られているかもしれませんよね。そんなことまで言いだしたら元も子もありませんが。。。
さて、僕がなんでここまでネットのランキングを酷評するのか。改めて考えると前職の経験が活きているようです。
このブログでも何度かご紹介したとおり、僕の前職は『塾向けの高校入試模擬テストを取り扱う会社』です。そこで10年間営業をしていました。模擬テストなので志望校判定も行うのですが、ここで使うのが偏差値です。偏差値について語ると長くなるのでここでは簡単にお伝えしますね。
もちろんご存知の方もいると思いますが、偏差値って母集団(模試の場合は受験者の学力層)で大きく出方が変わるんです。だからどこの業者が実施している模試の偏差値かっていうところがかなり重要になってきます。もっと言うとその模試の平均点や受験者のばらつき具合も重要だし、志望校判定をするなら1回の模試の結果で判断するのはかなり危険なので複数回受験してその平均SSを見ながら。。。
すみません、長くなりました。この辺でやめときます(笑)
そういう偏差値の細かな性質を知ってか知らずかインターネット上には偏差値ランキングなるものが溢れています。しかもどんな母集団で算出したのかを一切公表していないサイトがほとんどなんですよね。。。それなのに皆さんその謎の偏差値(もう偏差値っていうのもおかしいですが)を参考にしちゃうんですよ。不思議ですよね。
前職時代にこういう光景を目の当たりにしてきた僕なので、基準が明確になっていない塾ランキングも許せないんです。
ということで3つめの問いかけにつながります。
基準が全然明確になっていないのに1位になって嬉しいですか?
これはもう塾の先生に向けたメッセージですね。でも保護者や生徒の皆さんにもぜひ知ってもらいたいことです。
「うちの塾は〇〇サイトの塾ランキングで1位になりました!」
よく見かける宣伝文句ですが、もうこういうのやめません?
曖昧な基準の塾ランキングで1位になったことを自慢しても全然意味ないですって。
こんなランキングじゃなくてもっと先生の熱い想いを届けませんか?
先生のメッセージが心に響いた保護者は絶対に信頼してお子さんを預けてくれますし、先生のメッセージが心に響いた生徒は絶対に親御さんを説得してくれますよ。
全ての人に正しい塾選びをしてほしいから僕はこれからも訴え続けます。塾ランキングがなくなるその日まで。
最後に・・・
今回は塾ランキングについて僕がずっと思っていたことを書かせてもらいました。
「ただ単に他のサイトを批判しているだけだろこれ」
と感じる人もいるかもしれません。残念ながらその人には僕の想いが届かなかったんだと思います。伝え方が下手くそだったんです。反省です。
このブログを読んで不快に感じられた人がいたらお詫びします。申し訳ございませんでした。
でも最後にこれだけは言わせてください。
どうしても塾をランク付けしたいなら非の打ち所がない塾ランキングを作って全員を納得させてみんさい!
以上、ジュクサガス代表による怒りのぶっちゃけブログでした。
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